04.12.2016

Android 6.0は「超特急で」対応――ドコモに聞く、OSバージョンアップの取り組み

OSのバージョンアップは、ユーザーにとって大きなトピックの1つでしょう。日本では通信キャリアがバージョンアップを実施するかを決めていますが、どのような基準で決まるのでしょうか。機種によって対象外となってしまう理由は? ドコモの担当者に聞いてみました。スマートフォンはフィーチャーフォンと違って、OSをバージョンアップできることが魅力です。OSが変わると新しい機能やUI(ユーザーインタフェース)が追加され、1台のスマホを長く使い続けることにもつながるからです。特にiPhoneは数年前の機種でも最新OSを使えることが多いです。例えば2011年に発売された「iPhone 4s」は、2015年に配信された「iOS 9」を利用できます。4年も最新OSを使えるというのは、スマートフォンでは非常に珍しいケースといえるのです。Androidの場合、海外ではiPhoneと同様にメーカー主導でOSのバージョンアップを行うことが多いのですが、日本では通信キャリアが実施するかどうかを決めます。直近で話題を呼んだのは、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Z1」ですが、海外ではAndroid 5.0へのバージョンアップが可能だったのに、NTTドコモ版ではバージョンアップが見送られたことです。発売から2年がたっていないこともあり、ユーザーからは大きな不満の声が挙がり、署名サイトでページが立ち上がる事態にまで発展しました。
 

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